赤ちゃんの下痢の原因と対処法は?食事はどうしたらいい?【小児科医監修】

 専門家監修
公開日:2018/05/31
更新日:2019/07/05
赤ちゃんの下痢の原因と対処法は?食事はどうしたらいい?【小児科医監修】
監修
澤田雅子先生
澤田こどもクリニック院長

この記事では、赤ちゃんの下痢の原因や病院へ行く目安、下痢のときのケアの仕方などについて解説します。多くの赤ちゃんがかかる病気の一つに、下痢があります。赤ちゃん時代は消化器官の働きが未熟なうえ、母乳やミルクだけ飲んでいた時期を過ぎて離乳食始まると、食べるものやその調理形態により、うんちの状態が変わりやすくなるからです。また、ウイルスや細菌などの病原体に感染して下痢になることもよくあります。小児科医に伺いました。

赤ちゃんの下痢はなにが原因なの?

下痢とは、飲んだり食べたりしたものか腸で十分吸収されずに出てしまうことをいいます。ただ、何回便が出たら下痢という目安はありません。ふだんと比べてかなりゆるい便が出て、回数が極端に多いことが目安になります。

赤ちゃんの下痢の主な原因としては、ウイルス感染や細菌感染による腸の炎症があります。また、一時的な飲みすぎや食べすぎ、お腹が冷えたことが引き金となって下痢をする場合もあります。離乳食の内容などにより便がゆるくなることもありますが、機嫌がよく食欲があるなら、心配いりません。

赤ちゃんの下痢の見分け方はなに?

下痢というと、うんちの回数が多いことと思いがちですが、下痢かどうかを判断するのは回数だけではありません。具体的にどんな症状から判断するのかを知っておくことが大切です。

ふだんよりかなり水っぽくて、極端に回数が多いのが下痢

おっぱいやミルクだけしか飲んでいない時期の赤ちゃんは、たいてい水分が多くやわらかいうんちをします。特に新生児のころは、ベチャベチャとしたうんちを授乳後などに何回もすることが多いので、「うちの子はいつも下痢をしているの?」と心配するママもいるようです。

うんちの状態には個人差があり、いつも軟便気味の赤ちゃんもよくいます。軟便とは、大人のような「バナナ状」よりも水分が多いうんちのこと。離乳食が進むにつれて、少しずつ水分が少なくなり形のあるうんちをするようになりますが、回数は大人より多めで、1才前後になっても1日に数回する子もいます。

下痢とは、単に回数の多さだけでなく、「普段と比べて」の回数やうんちの状態がどうかを見て判断します。もともとうんちの回数が多い子でも、下痢となると普段よりずっと回数が多くなりますし、ベチャベチャうんちの新生児期でも、下痢をすると水分の量が増えて、水のようなうんちをいつも以上に何回もするようになります。また月齢に限らず、下痢のうんちはにおいも酸っぱい刺激臭になり、普段とは違ってくるのが特徴です。

監修
澤田雅子先生
澤田こどもクリニック院長
1991年東京大学医学部小児科入局。国立小児病院新生児科、愛育病院小児科、東大病院小児科アレルギー外来などを経て、2003年に澤田こどもクリニックを開業。明るく親しみやすい人柄と、わかりやすい説明が評判のママ先生です。

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